ずんずん読み進めて、あっという間の上、中、下。
ワイルド・スワンにどっぷり浸かってしまったこの頃でした。
自分の生まれるわずか3年前まで続いていた文化大革命という名の大静粛。数々の塗炭の苦しみは遠い昔話のように聞こえたり、又は現実には存在しない作り話のように感じてしまいますが、文化大革命が行われていたのは1966年から77年自分の母親と同じくらいの時代を隣の国で過ごした著者、一つの海を隔てて同じ時代、時間を生きたとは信じがたい現実が語られていました。
ワイルド・スワンの中でも所々、垣間みることがありましたが、毛沢東という人物像、なぜ広大なアジア大陸において中華人民共和国を設立することが可能だったのか。国民党、共産党を巧みに操ったモスクワの存在。様々なチナマグサイ編み目をかいくぐり毛沢東はトップにのぼりつめたのか。
ワイルド・スワン 激動の中国を生きた親子三代の物語 その時代の真相を知るべく、ユン・チアンが十年という歳月を掛けて書き上げた毛沢東の真実『MAO』を読み進めています。
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