自己紹介

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東京都中野区を拠点に活動中。 2002年よりFESN(カメラマン) 2008年よりDiginfo(映像編集) 2009年より理学療法士養成校に入学

フィジセラBlog

2010年9月29日水曜日

人生とピーマンと遺伝子


人生で初めてピーマンを自分の意思で買った。

今までピーマンを食べたいと思ったことは一度もなかった。嫌いな食べ物はピーマン、アスパラ、セロリ、パセリ、ブロッコリーetcと緑の野菜が苦手だった。しかし、朝がくれば空が明るくなるように、ある時すんなりとそれら全てを食べられるようになった。しかも、美味しいとさえ感じるようになったのだ。

みなさんも嫌いな食べ物や苦手な食べ物が一つぐらいあるだろう、それらが急に食べられるようになり、むしろそれらを欲しているとしたら、どう感じるだろう。

そこに何か因果を感じても不思議ではないだろう。


そして、ふと父親のことを思い出した。

父親も同じく30代頃に野菜が急激に好きになったということを聞いたことがある。自分のイメージでは父親はとても痩せていて、よく夏になるとセロリを生のままボリボリ食べながらビールを飲んでいた。ある時はピーマンを素焼きして醤油を垂らして食べていた。

当時の自分はピーマンの香りを嗅ぐだけて吐き気がしていたので信じがたい光景だった。そんな自分がピーマンを買い、細く切って牛肉と痛めてボリボリ食べている。未だにアルコールは強くないが、そこに何らかの遺伝子を感じざるおえない。


良くも悪くも似た遺伝子を持っているようだ。言い換えればカルマとでも言うのだろうか。

父親とは長らく連絡をとっていないが、この事実を伝えたいと、ふと空気が冷たくなった今日この頃思った。