毎年ここに移り住んでから外に出ると、この季節は桜が満開で、束の間の心のゆとり、みたいなものを感じることが出来ます。
今年の桜は突然満開になってしまって、絶頂に達するまでの余韻がなく、朝起きて外にでると視界一面が桃色で拍子抜けしたのを憶えています。何事も達成するまでのプロセスが楽しいように、徐々につぼみが大きくなり、いまかいまかと待ち望んで、最終的に、本当に綺麗に咲いたね、なんて言うをイメージしていた僕は少しだけ残念でした。
この季節になるとカメラを持って中野通りをウロウロと徘徊するのですが、今年はまだそんな気持ちになれません。だけど、今こうして桜が散っていく姿はとても美しく感じます。絶頂を越えて、道路一面に桃色の絨毯のように落ちる花びらに最高の美を感じました。
明日は葉桜を見ながら、今年始めてのお花見に行ってきます。
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