自身の所属するブランドLIBE BRAND UNIVSの展示会が無事に終わりました。
そうすると、自動的に僕の仕事が始まります。
物撮り。比較的芸術性を求められない仕事。露出とフラッシュの当たり方、フォーカス、カメラを握る人間に必要最小限の技術さえあればこなせる仕事。近い将来、機械にだってこなせる作業なる可能性だってあるはず。
そんな先行き不透明な作業でも、少なくても今は僕の大事な仕事。
正直のところ洋服にさほど興味の無い自分(誤解しないでもらいたい、世の中のfashion業界の人間に比べればということで、fashion業界を少しでも理解しているからこその発言だと思ってもらいたい)にとって、この作業をどう捉えるべきか、どうこなすべきか、考えてみた。
まず、僕は少なからずともこの写真を撮ることによってお金をもらっている。この事実がある限り僕はこの仕事を僕なりに完結したい。
同じ時間を費やすのであれば、さらに高みを目指したい。
行き着いた答えは、僕は一枚一枚の洋服に話し掛けるようにシャッターを押す。
なんて幻想的でディズニー映画のようなことは僕には出来ない。
だから僕は出来るだけ時間を掛けずに短い時間で写真を撮り終えるということに観点を当てて作業をこなすことにした。
完成した写真に、僕の今、シャッターを切った瞬間がなんてことない、「物撮り」に反映される。
それが僕が今出来るベストと言って良いのだろう。
これが今回、僕が仕事をする上で見つけ出した答えだ。