一年ぶり、夏の終わり、踊りっぱなしの一日、トニー アレンから全速力で走り出したタンクトップ ジェットコースターは雨なんて気にせずに肩出しで走りだした。
相当広いはずの会場も小さな片面バスケットコートの用に見えてくるほど元気な僕は長年連れ添った同居人と共にはしゃぎ捲り、当然の如く、いつもの如く、急降下をみせる同居人を片目にうつしながら、何度もくる波にのり、のまれながら、マニュエル、UR、CLAM、奇跡的な夜明けを迎えて、ずっと踏ん張ってくれていた雨雲が土砂降りの雨を降らし、頼りない雨具を身にまとった僕たちは短すぎるパーティーに名残惜しさを感じながらも、会場を後にした。
あの日から一日、例えば財布とか携帯電話とか家の鍵とかとても大事そうに思える何かを忘れきてしまったような、不安にもにた感情が時折襲ってくるのはなぜだろう?